まるっとしたかわいいフクロウのロゴマーク。その歴史を象徴するような懐かしいフォントとサイケデリックなイラスト。まるで海外からやってきたビールのような「常陸野ネストビール」。海外のビールだと思っていた人もいるのではないでしょうか?
このビールをつくるのは、茨城県の北部に位置する常陸野(ひたちの)にある「木内酒造」です。最寄り駅には1時間に1〜2本しか電車が来ないような場所ではありますが、その名は世界に広がっています。
この常陸野ネストビールは、世界に向けた輸出量に関して、大手のビールメーカーを抜いて1位。20カ国で愛されていることからも、世界で、日本のクラフトビールと言えば「常陸野ネストビール」なのです。
また、ビール事業だけでなく、地域の古民家を改築したレストランや、秋葉原の万世橋に、ビール醸造体験もできるレストランも開業する一方、韓国と香港に工場があり、サンフランシスコと上海にもレストランがあります。
ローカルからグローバルへ。そして、ローカルもグローバルも全方位型でビジネスを展開するにいたった過程にはどんなドラマがあり、どんなことを大切にしてきたのでしょうか。「木内酒造」取締役の木内敏之さんにお話を伺いました。 (さらに…)