撮影:苗代健志(撮影協力:森田真由、横山大介)
こちらの記事は、greenz peopleのみなさんからいただいた寄付を原資に作成しました。
みなさんは、アナログレコードの音を聴いたことはありますか?
私は、長らくパソコンやスマートフォンでMP3で音楽を聴いていたのですが、ひさしぶりにアナログレコードで音楽を聴いたときにビックリしました。「なんて人間に近い音がするんだろう」と。mp3が音の輪郭だけをなぞっているとしたら、アナログレコードは丸みを帯びた音の粒をやわらかく耳に着地させてくれるように感じたのです。
「ぬくもりある音がいい」「大きなジャケットがいい」「モノとして愛着が持てる」など、アナログレコードを好む理由は人によってさまざまです。ただひとつ確かなのは、私も含めて、今もレコードに触れている人たちは「レコードは楽しい」と思っていること。
その楽しさを、まるっと2日間で表現しているのが、今回ご紹介する「京都レコード祭り」。京都中のレコード店、ミュージシャン、そして音楽を愛する人たちが一堂に介する、年に1度の“お祭りレコード市”で、今年は7月9日(土)・10日(日)に開催されます。
今回は、会場全体がターンテーブルになって、音楽に関するモノやコトがゆるやかにグルーヴするこのお祭りについて、仕掛人のひとり「100000tアローントコ」店主・加地猛さんにお話を伺いながらご紹介したいと思います。 (さらに…)