世界最大の広告・コミュニケーションの祭典、「カンヌ・クリエイティビティ・フェスティバル」。「Cannes Lions 2016」では2016年の受賞作の中から、新たなアクションを考える刺激になるような、ソーシャルグッドな広告を連載で紹介していきます。今回ご紹介するのは、中国からの事例です。
位置情報を使ったゲームがブレイクしたことで「ながらスマホ」の危険性に注目が高まっていますね。ながらスマホで特に危ないのが車の運転中。よそ見をしたり注意力が散漫になったりすることで、自分はもちろん、他人も巻き込む事故を招くおそれがあります。
日本よりもスマートフォンが普及する中国でも、ながらスマホによる事故が大きな社会問題になっており、車の運転中にメッセージのやりとりをすることで起きる死亡事故が後を絶ちません。その頻度は、8分ごとに中国国内で発生していると言われるほど。あまりにも日常的なことになっているので、その危険性を認識していない人が多いことがその原因でした。
何気なくしていることが、いかに重大な結果を招くか。ただ注意を促すだけでは伝わらないメッセージを届けるために、交通安全に取り組む団体「GLOBAL ROAD SAFETY PERTNERSHIP」は、現実を突きつけるあるイベントを実施しました。 (さらに…)