こちらの記事は、greenz peopleのみなさんからいただいた寄付を原資に作成しました。
神奈川県藤沢市、JR藤沢駅から小田急線2駅の善行駅。そこから徒歩7分ほど、住宅街を通りぬけると、趣きのある小さな平屋にたどり着きます。
ここは、これからご紹介する「NPO法人さんわーく かぐや」の入り口。傾斜のある土地の高台に建てられた平屋、その裏手には突如竹林が広がり、さらに奥にはパーマカルチャーのデザインを取り入れたビオトープやにわとり小屋、畑などが広がります。
一見、住宅街の一角とは思えないほどの自然あふれるフィールドですが、ここは福祉施設。障がいのある人たちの活動の場です。太陽のもと、屋外でのびのびとした活動(さんわーく)から、個性をゆるやかに社会へとつなげることをミッションに活動する「さんわーく かぐや」。特筆すべきはその毎日の活動です。
米、味噌、塩などを自給したり、染色や陶芸などの技術を学び、アート作品を地域のマルシェに出店して自分で販売したり。障がいがある・ないは関係なく、「生きる力」を養い、だれもが幸せだと感じる毎日を送り、持続させる。そんな活動が日々、営まれています。
今回は徹底的に地域とつながりながら、個性をそのまま生かし、「幸福度」のある暮らしとはなにかを問い続ける、「さんわーく かぐや」副理事長兼事務局長・藤田靖正さんのインタビューをお届けします。藤田さんのお話から、ぜひ本当の幸せとは、豊かな暮らしとは何かを感じてみてください。 (さらに…)